業務内容
▶ 当院の食事形態
栄養食事指導について
治療の一環としての栄養食事指導(食生活上の注意や食品の選び方、調理の方法など)を説明致します。
※栄養食事指導をご希望の場合は、各科主治医にお申し出ください。
月曜日~金曜日(予約制)
栄養管理室
1日約800食を提供しています。安全・安心な食事を提供するため、食品の衛生管理に細心の注意を払っています。
温冷配膳車にて、適温の食事を提供することに努めています。
毎月1回は行事食を企画し、季節を感じて頂けるように工夫しています。
病棟の行事にも食事提供し、食事を楽しんで頂けるように心がけています。
ひなまつり
節分
緩和ケア病棟 松花堂弁当
クリスマス会 手作りケーキ
当院の食事形態
- 並食
- 普通食。海藻やきのこ類など歯ごたえのある食材を利用することがあり、揚げ物・焼き物などの調理方法を用いることがある食事形態。
- 軟菜食
- 海藻類やきのこ類、ゴボウやレンコンなど歯ごたえのある食材を除去した食事。
調理方法は煮炊きものを主とし、咀嚼に配慮した食事形態。
- 極軟菜食
- 歯ごたえのある食材の除去に加え、食材を小さくし、加熱時間を十分取ることで軟菜食以上に咀嚼に配慮した食事形態。
刺激物を避け、舌と上あごで潰せる程度の硬さに調整している。
- 刻み食
- 極軟菜食を刻んだ食事形態。
離漿を防ぐため適度なとろみをつけ、嚥下しやすい状態に調整している。
- ミキサー食
- 極軟菜食をミキサー調理した食事形態。
嚥下しやすいようとろみをつけ、口腔障害等に配慮している。
-
並食軟菜食極軟菜食刻み食ミキサー食
- とんかつ
-
- 海藻サラダ
-
- 牛蒡の土佐煮
-
- 嚥下食A
-
一日 200kcal
ゼリー1個
学会分類コード:0j
- 嚥下食B
-
一日 800kcal
ゼリー・ムース状形態2品、全粥ゼリー、佃煮類
学会分類コード:1j
- 嚥下食C
-
一日 900kcal
ミキサー形態2品、全粥ミキサー、佃煮類
学会分類コード:2
- 嚥下食D
-
一日 1000kcal
キザミ形態(温冷小鉢1品ずつ)、全粥
学会分類コード:3
- 嚥下食E
-
一日 1200kcal
極軟菜食を1口大にカット、軟飯
学会分類コード:4
栄養指導
- 入院時
- 病院食の内容や退院後の食事生活について、生活背景を考慮しながら、詳しく説明・指導します。
- 外来
- 当院の外来診察をされている方に、栄養食事指導を実施しています。その方の食生活や嗜好を聞き取り、個々に合った食生活を指導します。
NST(栄養サポートチーム)
NSTとは、″Nutrition Support Team″の頭文字をとった略称で、日本語では『栄養サポートチーム』となります。医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師など職種を越えて構成された医療チームのことです。
栄養状態の評価、判定から各職種の知識や技術を出し合い、患者個々に応じた適切な栄養療法を実施して栄養状態を改善するチーム医療を行っています。適切な栄養療法により合併症の予防や創傷治癒促進などに繋がるとされています。また「食べる」という摂食嚥下に関しては口腔ケアチーム、言語聴覚士と連携して評価を行い、早期退院・早期社会復帰を目的に栄養面の提言を行います。がんの患者さんに対しても、緩和ケアチームと連携し「食べる」ことへの提案を行います。
■活動内容
- NST回診・カンファレンス
看護師が全患者さんに対しスクリーニングした中で血清アルブミン低値、また食事摂取量低下や体重減少、褥瘡、嚥下障害、経管栄養などで栄養摂取上問題のある患者さんをモニタリング、リストアップし、毎週火曜日に回診・カンファレンスを実施しております。 - NST委員会(6回/年)
- NST勉強会
- 介入実績 2023年:548件
■スタッフ構成
- 医師4名
- 歯科医師1名
- 看護師3名+リンクナース9名
- 薬剤師3名
- 管理栄養士3名
- 臨床検査技師2名
- 歯科衛生士2名
- 言語聴覚士2名
■認定
- NST稼働施設認定(日本臨床栄養代謝学会)
- NST稼働施設認定(日本病態栄養学会)
その他
褥瘡回診
心臓血管病教室
小児肥満教育入院
糖尿病教室
緩和ケアラウンド