Letter of reference紹介状をお持ちください

初めて受診される方(初診)へ

当院は地域医療を担う基幹病院として「かかりつけ医」からの紹介を受けての専門的な治療や急性期医療を推進しております。そのため、原則として、紹介状をお持ちの患者さんの優先診療を行っております。
はじめての受診にあたっては、かかりつけの診療所や病院等の先生とご相談され、その先生から紹介状を貰って下さい。

紹介状をご持参されない場合
初診時にかかる費用(初診時選定療養費)7,700円(※税込)をお支払いただきます。

紹介状とは?

患者さんが他の医療機関を受診するときに、それまで担当していた医師が患者さんを紹介するにあたって発行する書類です。
「診療情報提供書」ともいいます。

紹介状には次のような項目が書かれています。

  • 患者さんの基本情報:氏名、生年月日、性別など
  • 紹介の目的:精密検査、入院、手術、手術後の経過観察など
  • 現在の主症状や病名
  • 患者さんの病状や治療経過:症状の発生や検査、治療の経過など
  • 現在の投薬内容
  • その他、アレルギー歴、患者さんの背景など

※必要に応じて、レントゲン写真や心電図、血液検査などの検査データが添付されます。


これにより患者さんの診療情報が引き継がれるため、次の医療機関で改めて検査や診断をしないで、継続的な診療を行うことができます。
尚、紹介状をもらう際には、基本診療料(初診料や再診料)と紹介状作成料※がかかります。
※750円(3割負担)、セカンドオピニオンの場合1,500円(3割負担)

紹介状のメリット

  • 初診時選定療養費(7,700円※税込)がかかりません。
  • かかりつけ医を通して診察や検査の予約ができます。※1
  • 紹介状をお持ちでない初診患者さんよりも優先して診療を受けることができ、待ち時間が少なくなります。※2
  • 現在の症状やこれまでの治療経過を迅速に把握することができます。
  • かかりつけ医で行った検査を重複して受ける必要がありません。※3
    そのため、身体的・費用的負担が少なくなります。
  • 急性期の治療が終わった患者さんや、症状が安定した患者さんについては当院からかかりつけ医へ「逆紹介」します。その際は、当院での診療情報をかかりつけ医へ提供し、連携を図ります。

※1 希望に沿えない場合もあります
※2 病状の緊急性や検査の都合等によって順番が前後する場合があります
※3 医師の判断により検査を重複して行う場合もあります

紹介状をお持ちの方の受診の流れ

かかりつけ医とは?

「かかりつけ医」とは、主に日頃の定期的な検査や病気の初期治療、慢性疾患の治療を行う地域の診療所やクリニックで、健康相談や緊急時の対応等の相談もできる医師のことです。ホームドクターとも呼ばれ、病気になったときや健康に気になることがあるとき、最初に相談するような医師のことを言います。

お住まいの近くに「かかりつけ医」を持つことは、通いやすくなることで生活習慣へのこまめなアドバイスが得られるようになるほか、長期間患者さまを診察することで患者さま一人ひとりの体質や微妙な状態を把握してもらえます。このことは、単に治療のみならず、疾病の予防や健康増進に役立ちます。

かかりつけ医よりご予約をお取りください!

ご予約がない場合、長い待ち時間が発生します。待ち時間短縮のために、かかりつけ医を通じてご予約をお取りください。
尚、患者さんからの直接のご予約は受付ておりませんのでご了承ください。(一部診療科を除く)
ご予約当日は、紹介状とその他資料があればご持参の上、2階8番地域連携センターまでお越しください。

初診時選定療養費とは

初診時選定療養費とは「初期の治療は地域の医院・診療所などで、高度・専門医療は病院(200床以上)で行う」という、医療機関の機能分担の推進を目的として厚生労働省により制定された制度です。
そのため、当院では、初診の患者さんで他の保険医療機関からの「紹介状」をお持ちでない場合、初診料とは別に「選定療養費」として7,700円(※税込)をいただいております。

ただし、次に該当される場合はお支払の対象ではございません

  • 他の医療機関からの紹介状(診療情報提供書)を持参された場合
  • 今回受診する診療ははじめてであるが、別の診療科にご通院中の場合
  • 救急車で来院され、救急診療を必要とされた場合
  • 特定疾患または障害などにより各種公費負担制度を受給されている場合
  • 生活保護法により医療扶助の対象となられている場合