リハビリテーション部

スタッフ

2020年4月現在、理学療法士19名、作業療法士7名、言語聴覚士4名が勤務しています。

当科の特徴

術後のリハビリから緩和医療まで、各々の領域で専門性を生かした治療を行っております。
特に、急性期は発症、手術翌日からベッドサイドでの動作練習など、多くの疾患の患者さまに携わり、身体の機能回復・維持に努めています。

施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション
運動器リハビリテーション
呼吸器リハビリテーション
心大血管疾患リハビリテーション
がんのリハビリテーション

対象疾患

リハビリテーション科の主な対象疾患は整形外科(人工関節置換術後・上下肢骨折後・脊椎疾患術後など)、呼吸器内科(慢性閉塞性肺疾患の急性増悪、肺炎など)、循環器内科(急性冠症候群、心不全など)、腫瘍内科(臓器にかかわらず化学療法目的や緩和ケア病棟終末期まで)、神経内科(神経難病疾患)、外科(腹部・胸部外科術後など)、脳神経外科(脳卒中、脳神経外科疾患など)、血液内科などと幅広く対応しております。

治療内容

理学療法


治療目的
整形外科・外科の手術後や内科疾患・脳神経疾患の急性期を中心に、早期離床と身体機能向上を目的に運動療法を実施しています。また、内科・外科治療中の機能低下予防など様々な疾患に対する理学療法を実施しています。
訓練内容
・基本動作練習(寝返り・起き上がり・座位・立ち上がり・立位・歩行等)
・関節可動域訓練・筋力増強訓練・持久力訓練・協調性訓練・全身調整訓練
・呼吸・排痰訓練
・手術後の早期離床の促進
・物理療法(温熱療法等

心臓リハビリテーション


治療目的
心筋梗塞・狭心症・心臓手術後の低下した体力を回復し、心臓病の再発を予防しながら質の良い生活を取り戻す為に、他職種とも連携をとり、急性期から維持期に至るまで包括的な心臓リハビリテーションを提供しています。
訓練内容
・基本動作練習
・エルゴメーター(自転車漕ぎ)による運動強度・運動耐容能の改善
・生活指導

ロボットスーツ HAL


治療目的
心脳から筋肉へ流れる微弱な生体電位信号を、身体に装着されたセンサーが感知し「立つ」・「歩く」といった身体運動を支援します。緩徐進行性の神経・筋疾患(保険診療での適応と認められる神経難病には以下の8疾患に限られます。脊髄性筋萎縮症・球脊髄性筋萎縮症・筋萎縮性側索硬化症・シャルコー・マリー・トゥース病・遠位型ミオパチー・封入体筋炎・先天性ミオパチー・筋ジストロフィー)により歩行機能が低下された患者さまに対し、身体・呼吸機能の維持・改善を目的に実施しています。
訓練内容
・ロボットスーツ HALを装着しての歩行訓練

作業療法


治療目的
骨折等の整形外科疾患、脳血管疾患後の後遺症、肺炎を含む抗生剤治療後の体力低下を伴う様々な患者さまに対し、退院後もスムーズに日常生活が行えるよう、運動機能の回復や動作の練習、環境調整等を行っています。
訓練内容
・基本的能力訓練(運動機能・感覚機能の回復に向けた訓練、高次脳機能障害等の精神機能の訓練)
・応用的能力訓練(日常生活動作・家事動作など)
・環境調整(福祉用具等の評価・提案)、ご本人・ご家族への指導

言語聴覚療法


治療目的
急性期の脳血管疾患や呼吸器疾患を中心に、摂食嚥下障害や言語障害に対するリハビリテーションを実施しています。入院中の食事場面から患者さまの症状に合わせより安全に食事を摂っていただける様、食事形態の提案や必要に応じて嚥下造影検査も実施しています。
訓練内容
・食べる・飲み込む障害・・・摂食嚥下訓練
・言語機能の障害・・・失語症や高次脳機能障害への訓練
・話し言葉の障害・・・構音・発声障害への訓練、小児構音訓練

がんのリハビリテーション

がんのリハビリテーションとは

がんのリハビリテーション(以下、リハビリ)は、患者さんの回復力を高め、残っている能力を維持・向上させ、今までと変わらない生活を取り戻すことを支援し、患者さんの生活の質を大切にします。
がんになると、がんそのものや治療に伴う後遺症や副作用などによって、さまざまな身体的・心理的な障害を受けます。がんのリハビリは、がんと診断されたときから、障害の予防や緩和、あるいは能力の回復や維持を目的に、リハビリを行います。

病気別のリハビリテーションの目的

当院のリハビリテーションの体制

①スタッフ
治療を担当する医師や看護師、リハビリ医、リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が十分にコミュニケーションを図り、リハビリの治療計画を共有し、また義士装具士・臨床心理士・管理栄養士・歯科衛生士等も入りチーム医療を行っています。
※「がんのリハビリテーション研修」(厚生労働省委託事業)その他関係団体が主催する研修を約20名のリハビリスタッフが受けています。

②カンファレンス
定期的なカンファレンスを各科と実施しています。(キャンサーボードにも参加しています)


当院のキャンサーボード風景

③当院のがんリハビリテーションの対象者・実績
手術や化学療法、放射線治療などを受けられる患者さんに対して、術前より介入し予防的・回復的リハビリテーションや、治療に伴う合併症を予防し後遺症を最小限に抑えるこるためにリハビリテーションを行います。また、積極的に治療が受けられなくなった時には緩和的リハビリテーションを行います。がんの進行とともに体力が低下し、日常生活動作も少しずつ障害されてくる場合でも、最後まで自分で動いたり、食べたり、排泄したり、話したりすることができるようにサポートします。

④当院の主な対象疾患
がん患者リハビリテーション料の対象となる患者さんは、入院中のがん患者さんです。

胸部・腹部のがん 食道がん、肺がん、縦隔腫瘍、胃がん、肝臓がん、胆嚢がん、膵臓がん、大腸がん等
頭頚部のがん 舌がん、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん等
四肢・骨格のがん 骨軟部腫瘍又はがんの骨転移疼等
脳のがん 原発性脳腫瘍又は転移性脳腫瘍等
血液腫瘍 白血病、悪性リンパ腫等
その他 化学療法が行われ、緩和ケア主体で治療を行っている進行がん又は末期がんの患者であって、症状増悪のため一時的に入院加療を行っており、在宅復帰を目的とした患者さん

⑤実績

2018年度 3070件 4730単位
2019年度 4161件 6640単位

緩和病棟介入件数

2018年度 3269件
2019年度 3527件