呼吸器外科

患者さまへ

2018年4月、病院の新築移転に伴って呼吸器外科を新設いたしました。原発性肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍を中心とした胸部の悪性腫瘍と自然気胸、胸部外傷に対する外科治療を行い、2020年は胸部外科手術を324名の患者さんにうけていただき、そのうち原発性肺癌は151名でした。この手術実績は泉州一となっています。新設時は呼吸器外科専門医2名でしたが、2021年4月からは常勤医師4名で診療にあたっています。「胸腔鏡手術を基本」とし、進行癌に対しては近畿大学医学部附属病院と積極的に連携しつつ、ロボット手術の導入も着実に進めています。胸部手術の術後在院期間は7日程度と短いこともあり、術後の回復に重要な呼吸器リハビリテーションを在宅で受けていただけるように専門のスタッフによる訪問リハビリを積極的に導入しています。
和泉市を中心とした泉州地域における呼吸器疾患、特に肺がん治療への迅速な診断と適切かつ最良の治療を提供することを目的として2020年4月に呼吸器センター設立しました。これまで、初診から肺がん治療開始まで2か月程度を要していましたが、センター設立により1か月へ短縮されました。それぞれ独立して診療にあたっていた呼吸器内科(診断担当)、呼吸器外科(外科治療担当)、腫瘍内科(内科治療担当)が合同で呼吸器カンファレンスを毎週行うことによる大きな成果です。また、がんに対する多職種定期カンファレンス(呼吸器外科、呼吸器内科、腫瘍内科、放射線治療科、病理診断科)を毎週開催して最良の治療方針を決定しています。呼吸器疾患でお困りのことがございましたら、こちらへ連絡いただければ迅速に対応させていただきます。

主な対象疾患

原発性肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫、気胸、炎症性肺疾患に対して外科治療を行っています。病気の進行度と全身状態によって手術適応を評価して対応いたします。また、間質性肺炎やリンパ腫などに対する生検も積極的に行っています。

このような症状の方を診察しています

・原発性肺癌の主な症状は、咳・血痰・胸痛ですが、無症状の場合が多いです。大部分が健康診断などの画像検査で発見されています。
・気胸は呼吸困難と胸部痛で発症します。そのまま放置すると命に関ることがある危険な病気です。すぐに医療機関へ連絡・受診してください。