ご挨拶

総長あいさつ

2023年に当センターでは、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定いたしました。策定にあたっては、「ナンバーワン」の意味や、患者さんの「安全」と「権利」のどちらを優先すべきかなど、職員同士が真摯に意見を交わしました。この過程そのものが、私たちにとって大きな財産となっています。

策定から2年が経過し、現在はその理念を具体的な医療のかたちとして実現する段階に入っています。この間、地域の医療環境は大きく変化しました。2024年11月には泉大津メディカルセンターが開院し、2025年11月には近畿大学病院が泉ヶ丘へ移転、さらに2026年3月には当院Annex棟が開設され、外来・ICU機能の充実を進めています。

一方で、医療を取り巻く環境は依然として厳しく、人材確保や物価高騰への対応が大きな課題です。その中で、2026年度診療報酬改定では医療従事者の処遇改善が進められ、現場を支える基盤整備が図られています。

変化の激しい時代だからこそ、私たちは原点に立ち返ります。安全で質の高い医療を提供し、患者さんの権利と尊厳を守りながら、泉州地域の皆さまの健康と生命を支えることが私たちの最大の責務です。これからもミッション・ビジョン・バリューに込めた価値観を大切にしながら地域の皆さまに「ここに来てよかった」と感じていただける病院を目指してまいります。

2026年4月 総長 光冨徹哉

 

病院長あいさつ

2018年の新築移転から8年が経過しました。この病院を地域に不可欠な存在に育てたいという思いのもと、多くの診療科で専門医を招聘し、救急医療を充実させ、がん診療連携拠点病院や難病診療連携拠点病院の指定を受けてまいりました。地域の皆様や連携医療機関のご支援のおかげで患者数は年々増加し、それに伴い施設の拡充が喫緊の課題となっておりましたが、この4月、増築棟「アネックス」が完成しました。

アネックスではICUを8床から22床へ大幅に増床し、化学療法室を拡張するとともに、血液疾患を含めた悪性腫瘍を扱うがんセンター、呼吸器内科と呼吸器外科が一体となった呼吸器センター、神経難病や膠原病を扱う難病センターをさらに充実させています。健診センターも本館から移転し、より多くの利用者に対応できるようになりました。さらに8月には本館改修が完了し、透析室と歯科口腔外科の充実が実現する予定です。

病院が成長するということは建物が大きくなることではなく、対応できる医療の幅と質が広がることであると考えています。この新たな環境を最大限に活かし、地域の皆様に信頼していただける医療を提供してまいります。本年も引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2026年4月 病院長 松下晴彦

 

特任病院長あいさつ

私たちの目標は、「総合医療センター」の名に恥じることのないように、高度医療の提供、救急医療の充実、災害医療への対応、優れた医療人の育成などを通じて地域医療に継続的に貢献することです。もちろん今もその目標を達成すべく、職員一同日々努力を怠らず地域医療に携わっております。しかし一方では、社会の高齢化が進む中で、患者さんを中心に地域全体で切れ目のない医療・介護を提供するシステムにニーズが高まっていることも痛感しています。言い換えれば、地域医療において患者さんには『医療』のみならず『介護』『予防』『住まい』『生活支援』が一体的に提供されることが理想です。そのためには医療提供側から、いろいろな職種の方と連携させていただき、地域の皆さまの健康・福祉を推進していく必要があり、それも基幹病院としての重要な役割であると考えております。地域の皆さまが日夜安心して医療が受けられる基盤作りのために、今後もより一層強力な連携体制の構築にも注力していくつもりです。

質の高い医療の提供はもとより、いざという時に頼りになる病院を目指し、職員一同これからもより一層の努力をしてまいります。本年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2026年4月 特任病院長 西岡伯