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大阪府和泉市の総合病院、和泉市立総合医療センター(旧:和泉市立病院)。国指定 地域がん診療連携拠点病院として、高度ながん医療をはじめ、救急医療、内科・外科などの専門外来、各種健診・人間ドックまで幅広く対応し、泉州エリアの地域医療を支えています。

和泉市立総合医療センター

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診療科・部門

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手術支援ロボット ダヴィンチXi®システム

  • Da Vinci Xi® Surgical System(ダヴィンチXi® サージカルシステム)
  • ロボット支援腹腔鏡下前立腺切除術
  • ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術
  • ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘除術
  • ロボット支援腎盂形成術(Robotic-Assisted Pyelo-Plasty : RAPP)
  • ロボット支援腹腔鏡下根治的腎摘除術RARN(Robotic-assisted Radical Nephrectomy)

当科では最新医療機器であるda Vinci Xi®サージカルシステムを令和2年7月より導入しロボット支援腹腔鏡手術(ロボット支援手術)を開始しました。

 

Da Vinci Xi® Surgical System(ダヴィンチXi® サージカルシステム)

Da Vinci Xi®は従来モデルと比較して非常にコンパクトになり、より複雑で難しい手術に対応できるようになりました。患者さんに負担をかけない体位での手術が可能で術中、術後の合併症が非常に少なくなります。

ロボット支援手術は出血が少ない、手術創が小さい、疼痛が少ない、など従来の腹腔鏡下手術の利点に加え

1)3次元HD画像で拡大視野による精緻な手術が可能
2)直観的かつ繊細な手術操作による確実な縫合手技が可能
3)手術操作の手ぶれがない

上記の大きな利点が加わります。

このロボット支援手術は「執刀医師=人」が精密な内視鏡手術を支援するための最新鋭コンピューターシステムで、厳格な基準をパスした医師が執刀することができます。ダヴィンチサージカルシステムはペイシェントカート(図1)に装備された4本のロボットアームを使用して内視鏡と手術鉗子を操作します。執刀医はサージョンコンソール(図2)から内視鏡を介した拡大3D画像を見ながら(図3)操作することによって手術鉗子を操作します。局所の拡大立体視野は従来実現困難であった極めて精密な手術を可能とします。ロボットアームは可動域が広く、人の手では不可能な屈曲や回転を実現し、ぶれのない安定した自然な動きで手術が遂行可能です。ロボット手術の登場により、例えば前立腺の手術では平均出血量の有意な減少と排尿機能や男性機能(勃起機能)の温存成績が飛躍的に向上しました。

泌尿器科領域におけるロボット支援手術の適応は現在、前立腺がん・腎がん・膀胱がんとなっております。当科ではロボット手術の指導医であるプロクター認定医とロボット外科学会Robo Doc 国内A級認定医による手術を行っております。

 

ロボット支援腹腔鏡下前立腺切除術

前立腺がんに対する前立腺摘除術は前立腺と精嚢を摘除します。尿道がいったん切断されるため前立腺摘出後に膀胱と尿道を吻合します。このため手術後に一時的な尿失禁が生じます。ロボット支援腹腔鏡下前立腺切除術は術中の出血量が少なく、術後の尿失禁も早期の改善が得られ、患者さんへの負担が少ない手術が可能となっております。症例によっては男性機能(勃起機能)を温存した手術が可能です。

前立腺がんに対する当院の取り組み

 

ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術

サイズの小さい早期の腎がん(腫瘍径7cmまでの小径腎がん)に対しては、腎臓を全摘出しても腫瘍のみを切除しても治療成績は変わらないとされており、腎機能温存の観点からも国内外のガイドラインにおいて、可能なかぎり腎部分切除術を行うことが推奨されております。

ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除はロボットの繊細な操作により理想的な腫瘍切離や縫合が容易となり高精度な腎部分切除術が可能です。

 

ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘除術

2018年4月から膀胱がんに対し保険適応となっております。従来の開腹手術と比較し創部が非常に小さく、出血量も有意に減少しました。今後は前立腺のように開腹手術に代わるスタンダードな治療となると考えられます。

膀胱がんに対する当院の取り組み

 

ロボット支援腎盂形成術(Robotic-Assisted Pyelo-Plasty : RAPP)

当科では2021年10月に腎盂尿管移行部狭窄症に対するロボット支援腎盂形成術(Robotic-Assisted Pyelo-Plasty : RAPP)を開始しております。RAPPは2020年4月に保険適応となりましたが導入施設は少なく、南大阪での実施施設は2022年1月現在当センターのみとなります。従来の腹腔鏡手術と比較し自由度の高い手術用鉗子や3次元画像により、さらに繊細で安全な手術操作が可能となります。

尿は腎臓で造られ腎盂から尿管を通って膀胱に運ばれます。尿が腎盂から尿管への通過障害を生じる程の狭窄をきたしている場合、これを腎盂尿管移行部狭窄といいます。腎盂尿管移行部狭窄症の原因は主に以下のように分類されます。

1)内因性狭窄 (図1 A)
o 腎盂尿管移行部の内腔の狭窄
2)腎盂尿管移行部付着異常
o 主に発生異常
3)異常血管による外因性狭窄 (図1 B)

図1

症状は側腹部痛が多く悪心嘔吐を伴うことがあります。しばしば血尿や腎盂腎炎を併発します。腎機能障害をきたす場合、症状がある場合、感染症(腎盂腎炎)を併発する場合、腎結石を合併する場合、進行性の水腎症を認める場合は手術加療が必要となります。

本手術は狭窄をきたした部分を切除し、再度口径を大きくして再吻合します(図2)。外因性狭窄が原因の場合は原因となる異常血管等を切除します。従来の腹腔鏡手術と比較し自由度の高い手術用鉗子や3次元画像により、さらに繊細で安全な手術操作が可能となります。

図2

適応に関しては症例毎に異なりますのでご相談下さい。

 

ロボット支援腹腔鏡下根治的腎摘除術RARN(Robotic-assisted Radical Nephrectomy)

2022年4月より腎がんに対するロボット支援腹腔鏡下根治的腎摘除術RARN(Robotic-assisted Radical Nephrectomy)が保険適応となり、当科でも5月より開始しております。従来から多くの腎摘除術を開腹や腹腔鏡下におこなってきましたが、さらに低侵襲かつ根治性、安全性の高い腎摘除術が可能です。

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